イベント運営ではインカム(トランシーバー)を使用します。こちらを使用すればスタッフ間の意思疎通が容易となり、お客様を潤滑に誘導することができます。
しかし、10万人以上が来場するイベントではインカムの電波が100mほどでも届きにくくスタッフ間の意思疎通が難しくなるため、手旗信号など視認性を必要とする案内が有効だそうです。
でも、手旗信号などでは距離が離れたり薄暗い会場だと認識しづらくなるため、手旗信号に変わる誘導方法が必要と聞きました。
イベントナガノではその悩みを解消すべく、光るプラカードをカスタマイズした簡易信号機を試作しました。
ただ、実際使ってみないと使い勝手がわからないため、有線・無線・リモコン・スイッチなど5タイプの信号機プラカードを製作しました。
2024年夏のイベントで使用していただいたうえで、ご要望や改善点を出していきたいと考えております。
興味のあるイベント主催者様に無料(送料のみご負担ください)でお貸しいたしますので、ぜひご活用ください。
( 修正 / 投稿)
【共通仕様】プラカード本体:横21.2cm x 縦24.0cm x 幅4.2cm 、 発光面(表示面):横17.1cm x 縦19.8cm
Type.A | Type.B | Type.C | Type.D | Type.E | ||
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仕様 | 青/赤LED使用 | カラーLEDを スマホ操作 |
カラーLEDを リモコン(小)操作 |
カラーLEDを リモコン(大)操作 |
カラーLEDを スイッチ操作 |
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点灯方法 | 手元スイッチ | スマホアプリ | 専用リモコン(小) | 専用リモコン(大) | 手元スイッチ | |
有線/無線 | 有線 | 無線 | 無線 | 無線 | 有線 | |
発色数 | 3色 (青/赤/紫) |
256x256x256色 | 7色 (青/赤/緑/黄/水/紫/白) |
16色 | 2色 (青/赤) |
青色LEDと赤色LEDを各1本ずつ仕込んだ信号機プラカードです。有線式で各色のスイッチをオン・オフすることで点灯/消灯します。
通常の光るプラカードより長いスイッチケーブルを使用し、プラカード使用時にモバイルバッテリーはスタッフのポケット、スイッチは手元に来るように設計しています。
有線式
有線式のため、人が多いイベントでも電波干渉することなく確実に点灯することができます。
ただし、ケーブルが長くなってしまうため、無線式と比べて取り回しが面倒、プラカードにケーブルを固定するなどの作業が必要となります。
スイッチ式
スイッチで点灯/消灯するため、スタッフは手元を見なくても操作することが可能です。
ただし、Type.Eと違いスイッチが2つあるため、操作の際に青/赤のスイッチを間違える可能性があり、その分タイムロスが発生することが考えられます。
カラーLEDをスマホの専用アプリで操作するタイプです。BlueTooth接続できるスマホで簡単に色や発色パターンの変更ができます。
スマホで多彩な操作
赤・青だけでなく複雑な色を発色させたり、点滅や色が変わるなどのパターン操作も可能です。
信号機としては…
スマホアプリで多彩な表現ができる反面、スマホを見ないと操作ができないため、信号機のように誘導業務をしながら操作をすることは非常に難しいです。
カラーLEDを専用のリモコン(小)で操作するタイプです。
小さいリモコンで発色できる数は少ないのですが、少ない分押し間違えなどが少なくイベント向きなプラカードです。
リモコンで簡単操作
小さいリモコンのため、操作ミスが少なく、イベント運営向きであると言えます。
また、Type.Dのリモコン(大)と比較して受信感度が高いため、少し離れても操作が可能です。
※少し離れても…というのはどのくらいかは今後の検証課題です。
カラーLEDを専用のリモコン(大)で操作するタイプです。
リモコン(小)より発色できる数が多いです。
リモコンで簡単操作
リモコンのため操作ミスが少なく、イベント運営向きであると言えます。
受信感度に少し難
リモコン(小)より受信感度が弱いです。プラカード状態にし、真下で操作すれば問題ありませんが、少し離れただけで感度が格段に悪くなります。
しかし、電波が弱いことを利用して複数の信号機プラカードを比較的近い場所で使っても電波干渉することが少ないという利点があります。
カラーLEDの青色と赤色に直接配線し、手元のスイッチで青・オフ・赤の3つを選択できるタイプです。
Type.Aと同様に有線式でプラカード使用時にモバイルバッテリーはスタッフのポケット、スイッチは手元に来るように設計しています。
スイッチ式
Type.Aと比べ3極スイッチが一つなので、手元を見なくても色の変更が可能でイベント誘導に向いています。
有線式
有線式のため、人が多いイベントでも電波干渉することなく確実に点灯することができます。
ただし、ケーブルが長くなってしまうため、無線式と比べて取り回しが面倒、プラカードにケーブルを固定するなどの作業が必要となります。
このように、5パターンの信号機プラカードを作成しましたが、一長一短がある仕様となっています。
「ウチならこんな使い方できそう」「面白そうなので〇〇で使ってみたいです」という企業様がおられましたら是非協力させてください。
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