案内表示(印刷物・看板・POP・張り紙)と距離と見え方

光るプラカードは内照式で内側から光を発します。その光が強いため、100m以上離れるとただの灯りとなってしまい、案内表示(印刷物・看板・POP・張り紙)に印字されている内容はほぼ視認できなくなります。
弊社が担当する松本山雅FCホームゲームではシャトルバス乗り場の待機列が特にJ1時代には300m以上となったため、遠くからでもわかりやすいように青や赤のカラーLEDのみと通常の最後尾の表記のある2種類の光るプラカードを使用しました。
乗り場から離れた場所では「松本駅行きシャトルバスは青色の光を目指してください」と案内し、近付くとその先の案内を示す文字が視認できるようになります。

光るプラカードの運用例:サンプロアルウィン サッカー運営(シャトルバス誘導)

先日、お客様から「光るプラカードって何メートル先まで視認できるの?」というお問い合わせがあり、距離に加えて文字の大きさや背景色でどのように視認性が変わるのかを調査してみました。
案内表示(POP)のみを使用した「光らないプラカード」の視認状況も合わせて調査しています。

弊社スタッフの目視による調査のため個人差はありますが、参考にしていただければ幸いです。

( 修正 / 投稿)

案内表示(POP)のデザインと見え方について

各種POP

こちらの案内表示で距離や時間帯による見え方の違いを調査してみました。
※POPはすべてA3サイズ・インクジェットプリンタでの出力+ラミネート加工、確認者の視力は両眼で0.8。
※◎:文字も容易に読める、○:文字が何とか読める、△:矢印や記号は理解できる、×:色は認識できる、××:色も認識できない

日中
(光らないプラカード)
10m
30m
50m ×
夜間
(光るプラカード使用)
10m
30m
50m × × × ×× ×
80m × × ×× × ×× × ×

以上のことから、光るプラカードには濃い背景色に白文字(大きめ)が有効です。上の写真では②③がこれに該当します。道路の案内標識もそのような色になっているかと思います。
また、⑦⑧のような黄色の背景色は光るプラカードのライトで色が飛びやすいため、少しでも視認できる距離を伸ばしたい場合には不向きであると言えます。
【参考HP】標識にいろんな色があるのはどうして?|佐賀国道事務所
【参考HP】高速道路の標識はなぜ緑色?デザインはどうやって決めている?|くるまのニュース

文字は当然大きい方が視認性が高く、50m以上離れるのであればA4サイズに一文字、A3サイズだと二文字程度が望ましいと考えます。

表に示した通り時間帯を問わず30mと50mには明確な差がありますので、A3サイズの案内表示を屋外で使用する場合は30m程度を視認できる距離の基準とお考えください。
それ以上離れるのであれば文字を少なくするか、プラカード自体を大きくすることが望まれます。

遠くの方に認識していただく参考例:その1

【シャトルバス待機列】[松本駅]最後尾

松本山雅FCホームゲームの帰路シャトルバスの待機列を整理する際に使用した光るプラカードです。

前面2枚(青LED+案内)、背面1枚(案内)のプラカードを使用しています。

前面に青色LEDのみのプラカードを取り付け、青色の光に向かっていただくよう指示することで遠くからでもわかりやすい案内・誘導を実現しました。

光るプラカードの運用例
シャトルバス誘導

遠くの方に認識していただく参考例:その2

印刷+ラミネート加工サービスを行っております

光るプラカードの販売・レンタルをしている中で、お客様から「A3だとレーザープリンタしかない」というお声を多くいただきました。
インクジェットプリンタの方が透過性の高いインクを使用していて光るプラカードに差し込んだ際に明るく発色できるため、弊社で所有しているA3インクジェットプリンタで出力したものをラミネート加工した状態で納品させていただきます。

光るプラカードの販売・レンタルに同梱する際は無料で提供しておりますので、ぜひご購入時・レンタル時にはご利用ください。

案内表示(POP)の作成

弊社で作成した汎用POPデータも無料提供しています

光るプラカードで掲示できる汎用(イベント・企業名が無い)案内表示(POP)を無料で提供しています。
ぜひご活用ください!

案内表示(POP・張り紙)データの無料提供