光るプラカードの運用例:ホクト文化ホールでのコンサート(新型コロナウィルス感染拡大防止対応版)

ホクト文化ホールでの入場整列・誘導プラン(コロナ感染拡大防止対策)

長野県のホクト文化ホール(長野県県民文化会館・長野市)でコンサートを運営する際の入場時や終演時の時間差退場など、新型コロナウィルス感染拡大防止対策を施した運営方法を紹介します。

弊社の光るプラカードや案内スピーカーを多用した提案ですので、すべて同じようにすることは難しいですが、抑えるべきポイントはプラカードやスピーカーのある無しに関わらず共通です。

主催者の方々の運営時の参考にしていただいたり、お客様として参加する際の注意点として活用していただければ幸いです。

※ 配置図をクリックすると拡大表示します。

( 投稿 / 加筆修正)

場外での案内

コロナ禍の2021年11月現在、長野市のホクト文化ホールでは、正面玄関の入口・出口が制限されています。

入り口をわかりやすくするため、光るプラカードを両面付けして玄関外に設置しました。風で倒れないよう、のぼり用注水ウェイトを使用して自立させています。

さらに案内スピーカーも併用することで、入口の場所の案内とともに、入場してすぐに検温と消毒を行うという事前案内も同時に行いました。

【ポイント!】
・入口がわかりやすくなり、迷うお客さんが少なくなる!⇒スムーズな誘導は密の回避につながります
・スタッフを配置しなくてもOK

最後尾誘導

コロナ禍では、ソーシャルディスタンス確保のため待機列が長くなる傾向があり、最後尾が場外まで伸びることも多くありますが、光るプラカードを使用することで、夜公演でもスムーズに誘導案内ができます。

また、ここでも案内スピーカーを併用しているため、スタッフはイレギュラー時以外は発声しなくてよいという運営スタイルにしています。

【ポイント!】
・コロナ禍では列の間隔を大目に取るため、最後尾が長くなる⇒外まで伸びる
・スタッフがお客様の個別の要件に回答しててもスピーカーが最後尾をお知らせ!

検温・消毒

【コロナ対策を施したコンサート運営】検温・消毒スタッフ

ホクト文化ホールにはサーマルカメラシステムが常設であるため、複数のお客様の体温を同時に測ることができます。

しかし、お客様はモニターを注視することが多く、そこで立ち止まる=列の流れが悪くなる事が多いため、スタッフが常駐し、お客様にOK/NGの連絡と速やかな誘導を促す必要があります。

また、この場所で手指消毒を同時に行います。スタッフがカメラチェックと消毒を兼務することでスタッフ数を削減するようにしています。

なお、大人数が一斉に来場されるイベントでは、手指消毒も列の流れが悪くなる原因となるため、スタッフが手持ちの消毒スプレーで対応することをおすすめします。

【ポイント!】
・サーマルカメラ&消毒はボトルネックになる可能性大!
・検温・消毒は会場備え付けのものは動作が遅い場合があります。事前に確認することをおすすめします。

入場時(チケット確認・もぎり・チラシ配布)

スタッフの発声機会を極力減らしながらもスムーズな入場を促すため、案内スピーカーを利用します。
チケットの半券はお客様に切っていただくことを音声案内することで、ご入場前にその準備をしていただけるので、スムーズな入場に繋がります。

また、動画の公演では当日券を購入希望の方が多かったため、急遽、当日券売り場の案内プラカードも自立させました。

・お客さんが手にチケットを持っているときの消毒はもぎりづらくなる ⇒ ボトルネックになるので注意
・「半券をお客様が切る / QRコードなど非接触もぎり」などの事前告知はマスト!

ロビー誘導

【コロナ対策を施したコンサート運営】ロビー誘導(光るプラカードで入場扉案内)

ご自身の座席がどこなのか、一番近い客席扉はどこなのか、迷われるお客様が多い場所です。

平時では個別にスタッフが案内していますが、コロナ禍ではスタッフの安全確保とスタッフ数を極力減らし発声機会を減らす目的で、案内用のプラカードを設置しています。

【ポイント!】
・入口がわかりやすくなり、迷うお客さんが少なくなる! ⇒ 混雑の解消

扉前

【コロナ対策を施したコンサート運営】扉前(光るプラカードで座席表表示)

客席扉の前で、ご自身の座席場所に迷われるお客様が非常に多いです。ほとんどの会場には扉近くに座席表が掲示されていますが、照明の加減で見えにくい事が多いです。

イベントナガノでは光るプラカードで座席表をわかりやすく表示し、それを譜面台に設置することでお客様がわかりやすい座席案内を心がけています。

客席内(開場時・休憩時)

【コロナ対策を施したコンサート運営】客席内(開場時・休憩時)(光るプラカードで案内表示)

客席内では、お客様にマスクの着用と会話を控えていただく案内をすべきです。

スタッフも発声を控える必要があるため、弊社ではこの場面でも光るプラカードを使用しています。

光っていなくても案内は必要ですが、光っている方がお客様により認知いただけます。

【ポイント!】
・公演中のみならず、終始できる限り静かにしていただくことは感染対策として重要です!

客席内(終演時)

スムーズな時間差退場を行うにも、やはり分かりやすい案内が必要です。

弊社では、終演後、間髪を入れず光るプラカードを持ったスタッフが客席通路に登場することで、お客様が立ち上がる初動を静止して時間差退場をスムーズに行っています。

また、ロビーが密にならないよう退場のタイミングをコントロールする必要があるため、ステージ上のMCと場内外のディレクターの連携も必須です。

【ポイント!】
・公演が終了したら、お客様が離席を始める前にスタッフを配置しましょう! タイミングが難しいですが勇気を持って飛び出すことが大事です!!
・舞台との連携も大事です。事前に演出担当の方と打ち合わせが必須です。