イベントナガノがコロナ禍で様々なイベントを視察・運営サポートしてきた中で、イベント運営をどうするのが一番良いかをメリット・デメリットを踏まえて現状の「ベター」な方法を模索する企画。
コロナ感染拡大防止措置を施した公演運営では作業数が増えるため、通常よりスタッフ数が多くなる傾向があります。しかし、感染リスクを減らすためにはスタッフ数を減らす努力はすべきです。イベントナガノでは以下の方法を提案します。
アイテムを活用してスタッフの業務を減らす・発声しなくても誘導できる方法を積極的に行いましょう!
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スタッフが一箇所に固まると、スタッフ同士で密になります。そのため、業務場所を分散させると良いと思います。
具体的には
● 受付(もぎり)と検温・消毒の場所を離す
● 待機列を広く長く取る
● 入口/出口を明確にし、一方通行を作る
など、利用できるスペースを最大限利用しましょう。
会場や備品に合わせた配置をする必要がありますが、検温と消毒や検温と誘導などを兼務することができます。
具体的な例で説明すると、下記のホクト文化ホール(長野県長野市)ではサーマルカメラ(モニター)が会場入口にあるので、その場所で消毒も同時に行なっています。
また、モニターの前で立ち止まる方が多いので、検温が済んでいる方に速やかに移動していただく誘導も兼務しています。
検温と消毒の兼任:ホクト文化ホールでの運用例|イベントナガノ
サントミューゼ(長野県上田市)大ホールは2階にあり、そちらに行くために階段を使うかエレベーターを使うかの2択のため、階段下・エレベーター下で消毒スプレーと検温器を持っているスタッフが誘導しながら対応しています。
検温と消毒の兼任:サントミューゼでの運用例|イベントナガノ
キッセイ文化ホール(長野県松本市)にはサーマルカメラ(モニター)が大ホール入口にあるため、そこで検温を行います。サーマルカメラのチェックは比較的余裕があるため、誘導も兼任しています。
消毒は会場入口に自動の噴霧器がたくさんおいているため、あえて入口/出口を決めずに入った人が空いている噴霧器を利用できるようにして密集に成らないようにしています。また、ホール入口に車椅子専用口があるため、誘導要員を配置し、車椅子の方の誘導と消毒のお願い&密の回避を兼任しています。
検温と消毒の兼任:キッセイ文化ホールでの運用例|イベントナガノ
ロビーに光るプラカード+自立スタンドの案内看板を置き、スタッフがご案内しなくてもお客様が進みたい方向にスムーズに進めるようにすれば、スタッフ数を削減できるとともに密の回避も実現できます。
写真ではどの扉から入ればよいか、エレベーターはどちらか、座席表をわかりやすく表示し、お客様にわかりやすい誘導を心がけています。
場内で静かにしていただくお願いをする際、イベントナガノでは光るプラカードを自立させる場合があります。
スタッフが多くいればスタッフが持って会場内を回ったほうが効果的なのですが、スタッフが少ない場合でも立てておけば皆さんの目に止まります。
イベントナガノでは案内スピーカー+POP、案内スピーカー+光るプラカードなど、イベントナガノでは複合的にアイテムを利用して誘導効率をUPしています。
組み合わせの事例は弊社ホームページで紹介していますので、よろしければ参考にしてください。
開発商品一覧
また、コロナ禍のイベント運営でお困りの方が多いと思います。イベント名の入っていない汎用性の高いPOPデータやアナウンス音源データを無料公開していますので、ご活用いただければ幸いです。
イベント運営サポート(新型コロナウィルス感染拡大防止対策用)
なお、備品はいざという時に故障して使えないという「イベントあるある」が発生する事も多々ありますので、多少の予備は用意しておきましょう。
長野県のイベント情報サイト「イベントナガノ」では2020年3~6月に様々なイベント主催者様を取材し、コロナで中止や休館などで苦しむ声をお聞きしました。
少し古い情報となっておりますが、まだまだ続くコロナでの参考になる部分があるかと思います。コチラも是非ご一読ください!